ニューヨークはミュージックチャージが安い。
これは良く言われている事です。
バンドメンバーだったドラムの今野さんがライブの情報キャッチが凄くて、貧乏であまりライブに行けてない私に
「もっとライブ行け!この日安いのあったから行くぞ!!」
と色々教えてくれました。
一番はやっぱりfat cat
チャージは驚愕の3$。
私がいた時はJimmy Cobbがやっていました。
スケジュールみたら今日まさにJerome Jenningsやってますね。
羨ましい…
後、滞在中に55barでMike SternとRichard Bona、ドラム忘れた…が12$
SmallsでJoe Sandersのバンドが20$
と言うのが同じ日にやっていた事があり、私を悩ませた事があります。
結局Joe Sandersを見に行ったのですが、その日はコードレス2管でそれだけでも足をガクガクさせながら聴いてる所に、gerald craytonが遊びに来て一曲弾いてました。
身体中をプルプルさせながら聴きました。
ミュージシャンにあまり詳しく無い方も見て下さるかもしれませんね。
ざっくり言うと、ワールドクラスの人達がとんでもなく安いチャージでライブをやってるんです。
それは「日本のチャージは高い!!」と言えば良い話ではなく、アメリカにそのチャージでライブが実現出来る要因があるんだろうと思います。
芸術に対する文化。
チップの文化
1$札の存在。
演奏者の意識
純粋な音楽力
音楽で金銭を得るシステム
言葉の壁
もう本当に色々です。
よくある話ですが、ニューヨークに行って純粋にカルチャーショックを受けました。
ジャズだけじゃなく、ヒップホップのダンスパフォーマンス、地下鉄のライブ。
レベル高いし、生命力に溢れてる様に感じた。
私が思ったのは「アメリカに行きたい」ではなく、「どうやったら日本でアメリカの様に芸術や音楽が身近にある文化を作れるか」でした。
今になって同じように考えて日本で活動している方を存じ上げてますが、それは少し後の話です。
後、もちろんアメリカに行きたいは行きたいですw
今現在だからこそ色んなイメージがあって活動をしていますが、当時考えていたのは
「とにかく身近に音楽やアートが溢れてて楽しい感じ」
って言うのと
「アメリカの安いチャージのライブで与えられた感動に対して、自分の日本でやっている事はなんなんだ?」
と言う様な漠然としたものでした。
日本に帰って色々試して、挑戦して、行き詰まっての繰り返しの中でまとまって来たんだなと思います。
では、この辺で。
次はとりあえず横浜ではじめてみた事をつらつらと。
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